「これはな、アスランの物なんだ」


胸を両手で持って笑うカガリ。


「マジっ!?」


「うん、だから誰にも見せたり、触らせたり出来ないんだ。しちゃダメなんだぞ」←解っていない


「……」


「まだ小さいけど、ご飯をいっぱい食べて皆(フレイ達)のより大きく(でかく)するんだ♪」


「………」


「アスランも協力してくれるって。なんかとっておきの魔法があるんだってさ!嬉しいな、
早くおっきくなんないかな…」


「………↓↓」←もはや何も言えない

(アスラン……お前って奴は)


にんまりと不気味にほくそ笑む彼を想像しては、頭を抱えてうなだれるディアッカであった。





「カガリ、いいか?これからは俺達二人の事を誰にも話しちゃダメだぞ!二人の間で起きた事は
俺達の秘密だ(もう絶対フレイに話すなよ)」


「何でだ?」


「カガリは俺のものだろ?――とすると、カガリに起きた事も皆俺のものだ。だから俺が秘密と言えば秘密。
俺がいいと言えばいいんだ。俺もカガリが内緒と言えば内緒にする」


「う〜ん!?」←よく解ってない


「じゃあ、俺が他の女の子と楽しくお喋りしたりいちゃいちゃしててもいいのか?」


「それはダメだ!!」←途端に怒り出す


「なら俺は約束を守る。カガリ以外の女の子といちゃいちゃしない。だからカガリも約束してくれ。
二人の中で起きた出来事は誰にも話さない。これからカガリが大人になったら秘め事はもっと沢山起きるからね」


「秘密が沢山起きるのか?」←解っていない


「ああ…沢山起きるぞ。楽しくてとっても気持ち良い事だ(にやりと笑む)」


「うん、解った。楽しくて気持ち良いんだな」←注・解ってない


「そうだよ……だから早く大きく(大人に)なるんだ」


「うん、早く大きくなる♪お前にあげたオッパイも皆と同じく大きくなるぞ」←全く解ってない


「っ――――そ、そうだな……俺も凄く(強調)楽しみだ」←鼻を押さえつつ、色々にんまり妄想中(笑)



ふわりと飾り羽根が妖艶な色を鮮やかに浮き立たせ揺らめいたことを、カガリは最後まで気付けなかった。



果たしてカガリはアスランの言葉の本当の意味に気付くのは?

いつになるのだろうか……






アーメン(合掌)









「なぁ?……フレイの言う『何』がなんで『ナニ』(カタカナ)なんだ?」


「……さあ、何でだろうなぁ〜!?」←不気味な微笑


そっと抱き寄せてカガリの頭を撫でては髪を掬い、小さな耳に唇を寄せて甘く囁く。




「きっと……それも何れ解るよ、カガリ…」




アスランの微笑は妖艶で美しくも不気味な程どす黒い微笑み。

清楚で純粋無垢なカガリは、彼の真の姿に全く気付くことは無かった。


憐れ、子羊が狼に食べられる日は刻一刻と近付いて行くのである。





やっぱりアーメン(合掌)





                                                                      ◆ 終 ◆











※著者ご当人様、↓コメント。
⇒ 最初に謝っておきますが、鳥さん(内輪でそう呼んでます)アスランはこんなに黒くありません。
本編ではまだ可愛いいです。
純朴な少年(まだ大人の鳥さんになってません)なのであしからず。でも……!?

まだ沢山小話が浮かんでますので、ちまちま書いて行きますね。
次回はオマケ話その2になります。
引き続き宜しくお願いしますm(__)m



如何でしたでしょうか?
最後まで読んで下さって本当に有難うございました。楽しんで下さったら嬉しいです。

風鳥恋々を気に入って下さる方が多く嬉しくて、つい書いてみました。
因みに小説の方の彼は、こんなんじゃありませ〜んよ(笑)
もっと白いです。
でも何れ黒くなって行きます(笑)
早く本編の方も着手したいと思いますので、鳥さんを気に入って下さる皆様、どうかお待ち下さいね。

さてさて現在、必死に夏コミ原稿書いてます。
【想】ウルイ2です。
しかし、どうも話が膨らんで入り組んでしまって、どう組み立てようかと思案中です。こんがらがってます。
あかん……大丈夫だろうか?
あははははのはっ(^O^)
でも必ず出せるように頑張ってまいりま〜〜す!
応援宜しくお願いしますm(__)m



※コメントの、コメント返し。
⇒ この手で、番外編の鳥さん話を、ぜひ一冊に纏めてもらいたい。
別に、アスランが人格剥離起こしていても、「俺は気にしない」←(爆)
本編もまだまだ、楽しみな展開なので、先が全然読めず、期待大なので
頑張ってくだされ!永遠殿!!(笑)

                         (神原 聖)





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